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株式会社エール|整骨院業界の人材育成|神奈川県

【進路選択】柔道整復師に向いている人と向いていない人の明確な違い

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株式会社YELL代表の荻野です。

「柔道整復師になりたいけど、自分に向いているのかな?」

「どんな性格や特性が必要なんだろう?」

そんな悩みを抱える、柔道整復師を目指している方や、なりたての方へ。

柔道整復師として10年以上の経験を持ち、現在は独立開業している筆者がお答えします。

柔道整復師には向き不向きがあり、コミュニケーション力や向上心、人への思いやりなどが重要です。

一方で、柔軟性や体力、清潔感が不足していると苦労するかもしれません。

でも心配無用!この記事では、柔道整復師に向いている人・向いていない人の特徴を詳しく解説し、自分の適性を見極めるためのヒントを提供します。

将来のキャリア選択に迷っているあなたにとって、納得のいく判断材料になるはずです。

 

柔道整復師に向いている人の特徴3つ

柔道整復師として活躍するには、技術面だけでなく人間性も重要です。

以下では、柔道整復師に向いているとされる3つの特徴を詳しく解説します。

自分がこれらの特徴に当てはまるか確認して、適性を判断する参考にしてください。

 

コミュニケーションが得意

柔道整復師の仕事の基本は、患者さんとの信頼関係をつくることです。患者さんは、初対面の施術者に体を預けることに不安を感じているものです。

そのため、安心感を与えられるコミュニケーション能力が必須となります。

具体的には、患者さんの症状をしっかり聞き出す傾聴力や、専門用語を使わずわかりやすく説明する能力が求められます。

また、年齢や性別を問わず様々な患者さんと良好な関係を築けることも重要です。痛みや不調を抱える患者さんの中には、自分の状態をうまく説明できない方もいます。

そんな時、会話の中から本当の不調の原因を見つけ出し、適切な施術につなげられるコミュニケーション力が、治療効果を高めるために大事です。

 

技術の向上に向けて努力できる

医学や治療技術は日々進化しており、柔道整復師も常に最新の知識とスキルを学び続ける必要があります。

数年前まで常識とされていた治療法が今では不適切とされることも珍しくありません。また、スマホの普及によるストレートネックの増加など、生活様式の変化で新たな症状が現れることもあります。

そうした変化に対応するため、セミナーや研修に積極的に参加し、自己研鑽に励む姿勢が重要です。さらに、患者さん一人ひとりの体格や症状は異なるため、その場の状況に合わせて柔軟に施術を調整できる応用力も必要です。

向上心を持って学び続ける人は、長期的に信頼される柔道整復師になれるでしょう。

 

健康や体のことについて関心が高い

柔道整復師の仕事は、けがの治療だけではなく、予防やフォローアップも含まれます。

患者さんの健康状態全般に関心を持ち、生活習慣の改善提案やリハビリ指導なども行います。

例えば、転倒して骨折した高齢者に対しては、骨折の治療だけでなく、転倒の原因となった筋力低下や栄養状態にも目を向け、再発防止のアドバイスをすることが大切です。

また、固定期間中の生活の質を向上させる工夫や、早期回復のためのリハビリ指導も重要な役割です。

体のメカニズムや健康管理に関する幅広い知識があれば、患者さんの生活全体をサポートできる、より信頼される柔道整復師になれるでしょう。

 

柔道整復師に向いていない人の特徴3つ

柔道整復師になることを検討している方の中には、この職業に不向きな特性を持つ人もいます。

ここでは、柔道整復師に向いていないとされる3つの特徴を解説します。

ただし、これらに当てはまるからといって諦める必要はなく、今後の改善への参考にしてください。

 

柔軟に対応できない

柔道整復師は患者さん一人ひとりの症状や体質に合わせた施術が求められる仕事です。

同じような症状でも、患者さんによって原因や感じ方が異なるため、マニュアル通りではなく、その場の状況に応じた判断力が必要になります。

例えば、腰痛で来院した患者さんが実は別の疾患の可能性がある場合、臨機応変に対応して適切な医療機関への受診を勧めることが重要です。

また、患者さんの中には痛みによって精神的に不安定になっている方もいます。そのような状況でも冷静に対応し、適切なコミュニケーションを取れない人は苦労するでしょう。

柔軟な思考と対応力は、患者さんの信頼を得るだけでなく、クレーム防止や治療効果向上にも直結する重要なスキルなのです。

 

体力に自信がない

柔道整復師の仕事は想像以上に体力を消耗します。

基本的に立ち仕事で、繁忙期には何時間も休憩なく施術を続けることもあります。

患者さんの体を支えたり、同じ姿勢で施術を続けたりするため、腕や腰に負担がかかることも少なくありません。

特に体格の大きな患者さんの施術では、相応の筋力も必要になります。

実働時間が8時間程度でも、朝の準備や終業後の片付けなどを含めると、実際の拘束時間はさらに長くなることが多いです。

体力に自信がない人は、日々の業務に疲れを感じやすく、長時間の集中力維持も難しくなるでしょう。

体力は技術と同様に柔道整復師にとって重要な資質であり、継続的なトレーニングで向上させることが大切です。

 

清潔感がない

柔道整復師は患者さんの体に直接触れる仕事のため、清潔感は絶対に欠かせません。

身だしなみが整っていない、爪が伸びている、体臭が気になるなど、清潔感に欠ける状態では患者さんに不快感を与えてしまいます。

特に痛みを抱えて来院する患者さんは神経が敏感になっているため、施術者の清潔感の有無は信頼関係をつくるための第一歩となります。

また、施術室や使用する器具の衛生管理も重要な責務です。タオルや施術台の清掃が行き届いていない環境では、感染症のリスクも高まります。

患者さんは「自分の体を任せても大丈夫」と感じられる清潔な印象を求めています。

身だしなみや衛生管理に無頓着な人は、技術が優れていても患者さんからの信頼を得ることが難しく、柔道整復師として成功するのは難しいでしょう。

 

自分が柔道整復師に向いている人の特徴に当てはまらなくても大丈夫!

適性に不安を感じても、すぐに諦める必要はありません。大切なのは自分を見つめ直し、前向きなアクションを起こすこと。

柔道整復師に向いている典型的な特徴に当てはまらなくても、あなた自身の強みを活かせる可能性はたくさんあります。

まずは自分の長所を客観的に見つめ直してみましょう。

例えば、「細かい作業が得意」「忍耐強い」「手先が器用」「温かい手を持っている」など、一見柔道整復師に直結しないと思える特性でも、実際の現場では大きな武器になることがあります。

さらに、過去のアルバイト経験や学校での活動から得た能力も振り返ってみてください。人と違った視点や経験は、柔道整復師としての仕事の糧となります。

自分の市場価値はどこにあるのか、仕事に還元できそうな強みは何かを考えることで、他の柔道整復師にはない独自の価値を見出せるでしょう。

また、柔道整復師の道に不安を感じるなら、医療や健康に関わる他の選択肢も視野に入れてみましょう。柔道整復師の資格や知識は、スポーツトレーナー、フィットネスインストラクター、介護福祉施設のスタッフなど、関連分野でも大いに活かせます。

柔道整復師として働きながら、自分の興味ある分野を副業として始め、徐々に軸足を移していくという段階的なアプローチも可能です。

重要なのは、今の不安や悩みから逃げずに向き合い、自分が本当にやりたいことは何かを探求する姿勢が大事。

自分らしく活躍できる場所を見つけることが、長期的な充実感につながります。

 

本記事のまとめ

柔道整復師に向いている人の特徴として、コミュニケーション能力の高さや技術向上への意欲、健康への関心、思いやりの心が挙げられます。

一方で、柔軟に対応できない人や体力に自信がない人、責任感が不十分な人、清潔感に欠ける人は苦労する可能性があります。

しかし、これらの特徴に完全に当てはまらなくても諦める必要はありません。

自分の長所を見つめ直したり、現役の柔道整復師に相談したり、関連する他のキャリアパスを検討することで道は開けます

適性に不安があっても、自分らしい強みを活かせば、柔道整復師として、あるいは関連分野で活躍できる可能性は十分にあります。

自分自身の特性を理解し、最適なキャリア選択をしましょう。