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株式会社エール|整骨院業界の人材育成|神奈川県

柔道整復師はやめたほうがいいの?知っておくべき柔道整復師の魅力と注意点

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株式会社エール代表の荻野です。

柔道整復師を目指す中で、「やめたほうがいい」という言葉を見て、将来が不安になっていませんか?
給料のこと、体力的なこと、本当にこの道で大丈夫なのか、悩むのは当然です。

この記事では、29歳で起業した僕が、柔道整復師の厳しい現実と、それを乗り越えた先にある大きなやりがいや可能性について、実体験を交えながら正直にお話しします。

読み終える頃には、あなたの進路への迷いが晴れ、自信を持って一歩踏み出せるはずですよ。

 

柔道整復師の仕事内容

「柔道整復師」という名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな仕事をしているのか、詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、柔道整復師の仕事のルーツから、骨折や捻挫を治すための具体的な治療法まで、その専門的な仕事内容を分かりやすく解説していきますね。

 

柔道整復は柔術がルーツ

柔道整復師の「柔道」という言葉から、武道のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、それは正解です。

実は、柔道整復術のルーツは、日本の伝統的な武術である「柔術」にあります。

柔術には、相手を倒すための「殺法(さっぽう)」と、ケガをした人を手当てするための「活法(かっぽう)」という2つの側面がありました。

「殺法」は現在の競技柔道へと発展し、「活法」が、ケガを治す技術として進化し、現代の「柔道整復術」になったのです。

手術や薬に頼らず、「手」を使って治療するという基本姿勢は、この歴史から受け継がれている大切な考え方なんですよ。

 

損傷した体の部分を治療

柔道整復師は、骨折、脱臼、捻挫、打撲といったケガによって損傷した骨や関節、筋肉などを、手術をせずに治す専門家です。

その治療は、大きく分けて「整復」「固定」「後療法」という3つのステップで行われます。これらは、人間が本来持っている「自然治癒力」、つまり自分の力で治ろうとする力を最大限に引き出すための手助けをする技術です。

この3つの専門的な手技を、患者さん一人ひとりの状態に合わせて組み合わせることで、痛みを和らげ、一日でも早い回復をサポートするのが柔道整復師の主な仕事内容となります。

 

柔道整復師はやめたほうがいいと言われる理由 3つ


インターネットで柔道整復師について調べると、「やめたほうがいい」という少し不安になる言葉を目にすることがありますよね。

でも、なぜそう言われるのでしょうか?

ここでは、その背景にある具体的な理由を3つ紹介します。

ネガティブな側面も正しく知ることが、後悔しない進路選択の第一歩になりますよ。

 

勤務時間が長い傾向にある

柔道整復師の仕事は、勤務時間が長くなりやすい点が「やめたほうがいい」と言われる理由の一つです。

多くの整骨院は、学生や社会人の方が仕事や学校帰りに通えるよう、夜遅くまで開いています。そのため、朝早くから夜まで職場にいる「拘束時間」が長くなりがちです。

また、診療時間外にも、院内の掃除やカルテの整理、技術を磨くための勉強会などがあり、自分のプライベートな時間を確保しにくい場合があります。

将来、仕事とプライベートをしっかり両立したいと考えている人にとっては、この働き方が少し大変に感じられるかもしれませんね。

 

他の医療関係の仕事と比べて給料が低い傾向にある

給料の面で、他の医療系の仕事と比べると低い傾向にあることも、ネガティブに言われる理由です。

柔道整復師は国家資格ですが、同じく国家資格である看護師などと比較すると、平均年収が低いというデータがあります。

特に、専門学校を卒業したばかりの新人時代は、覚えることがたくさんある中で給料はあまり高くないのが現実です。

そのため、「大変な仕事なのに、お給料が見合っていないのでは?」と感じてしまう人も少なくありません。

将来、しっかり稼いで安定した生活を送りたいと考える人にとって、この収入面は少し心配なポイントになるでしょう。

 

仕事が身体的にきついから

柔道整復師の仕事は、身体的な負担が大きい「体力勝負」の仕事であることも、理由として挙げられます。

施術は基本的に一日中立ち仕事ですし、患者さんの体を支えたり、力を込めてマッサージをしたりと、自分の体を使って行います。

そのため、腰や腕、指などを痛めてしまう先生も少なくありません。

若いうちは体力で乗り切れても、「この仕事を40代、50代になっても続けられるだろうか?」と、将来の自分の体について不安を感じる人が多いのです。

人を元気にする仕事なのに、自分が体を壊してしまっては元も子もない、というわけですね。

 

柔道整復師はやめたほうがいいと言えない理由 3つ

「やめたほうがいい」という意見がある一方で、柔道整復師には、それを上回るたくさんの魅力や可能性があります。

ここでは、ネガティブなイメージを覆す、この仕事ならではの素晴らしい点を3つご紹介します。

これらのポジティブな側面を知ることで、柔道整復師という仕事の本当の価値が見えてくるはずです。

 

お客様から感謝を言われてやりがいを感じられる仕事

柔道整復師の仕事は、お客様から直接「ありがとう」という言葉をもらえる、非常にやりがいのある仕事です。ケガや痛みでつらい表情をしていた方が、あなたの施術によって楽になり、笑顔を取り戻していく姿を間近で見ることができます。

例えば、部活で捻挫をしてしまった学生が、あなたの治療のおかげで大会に出場できた時など、人の役に立っていることをダイレクトに実感できる瞬間がたくさんあります。

この「感謝される喜び」は、お金には代えがたい、この仕事を続ける上での大きなモチベーションになるでしょう。

 

職場環境やスキルによって収入を増やせる可能性がある

「給料が低い」というイメージがある一方で、柔道整復師は自分の努力次第で収入を大きく伸ばせる可能性を秘めた仕事です。

例えば、頑張った分だけ給料に反映される「歩合制」を導入している職場を選んだり、鍼灸師などの資格を取って施術の幅を広げたりすることで、平均以上の収入を得ることも可能です。

また、経験を積んで院長などの役職に就けば、役職手当がつくこともあります。

つまり、ただ待っているだけでは給料は上がりにくいかもしれませんが、自らスキルを磨き、職場を選ぶことで、将来の収入を自分の手で切り拓いていける、夢のある仕事なのです。

 

需要が高まっている仕事である

柔道整復師の仕事は、これからますます社会に必要とされる、需要の高い仕事です。

日本は世界でもトップクラスの高齢化社会であり、足腰の痛みやケガに悩むお年寄りは年々増え続けています。実は、そうした方々の健康を支える機能訓練指導員として、介護施設での柔道整復師の活躍の場は大きく広がっています。

また、スポーツへの関心も高まっており、選手のコンディションを管理するスポーツトレーナーとしての需要も増加中です。

整骨院だけでなく、社会の様々な場所でその専門知識が求められている、将来性豊かな仕事なのです。

 

本記事のまとめ:柔道整復師を目指すか迷っているあなたへ

この記事では、「柔道整復師はやめたほうがいい」と言われる理由と、それを上回る魅力の両方について解説してきました。

確かに、勤務時間の長さや体力的な負担、収入面など、厳しい現実があるのは事実です。

しかし、それ以上に、患者さんの笑顔に直接触れられる大きなやりがいや、スキルを磨けば収入を伸ばせる可能性、そして高齢化社会でますます高まる需要といった、明るい未来も広がっています。

大切なのは、良い面も大変な面も正しく知った上で、自分が本当にやりたいことかを見極めることです。

この記事が、あなたの後悔のない進路選択の助けになれば、とても嬉しいです。